書評〜AI時代を生き残る仕事の新ル-ル(青春新書インテリジェンス)
AI時代が到来して自分の仕事が奪われるのではないかと恐れを抱いている方も多いだろう。
実際、その類の本が沢山出ているし。
今回の本はそこまで恐るるに足りないというのが趣旨の本。
今あるのは作業をこなす弱いAIであり、人間にとって変わるような高度な知的活動が出来るAIはまだ開発途上である。
しばらくの間は仕事のほとんどがAIに替わるような未来は来ないだろう。
しかし、事務作業などはすでにIT化でかなり人の手間を掛けなくなっており、AI時代の先取りをしているとも言える。
様々な職業が具体的に挙げられ、AIにとって代わられるか検証している。
またヒューマンプレミアム型職業とニューフロンティア型職業とに分類し、AIを使いこなし、人間にしかできない仕事をする前者と、実際にAI自体をビジネスにして時代の最先端で仕事をする後者しか生き残る道はないとも述べている。
AI時代に不安を感じている方には薦めたい一冊です。