精神障害者雇用コンサルタントへの道と徒然書評

障害者雇用関係と書評ブログです

ETV特集〜長すぎた入院

私は近い将来、精神障害者雇用コンサルタントとして、仕事をすることを視野に入れている。

ただ、まだ今の段階では知識、経験共に付属している。

曲がりなりにも10年ほど、障害者雇用で働いてきたので、それなりの知見はあるつもりだが。

そして、昨日のETV特集。ご覧になった方も多いのではないだろうか。

メインの登場人物は約40年もの間、精神科病棟に入院していて、福島の原発事故で病院が崩壊したため、退院できた男性。

退院するチャンスはあったというが、退院直前に体調が悪くなってしまったり、家族が退院を望まなかった(以前は家族の意思が重要視されていた)などと紹介されていた。

別の登場人物、70代の男性は退院することになったのだが、彼の車椅子を押したり世話をしてくれた80代の男性との別れのシ-ンが…

「私のことを覚えていてください、私もあなたのことをわすれませんから」涙なしには見れなかったよ。

障害者差別とか、ほんとこういうの見てもする人がいるのかね。

話は脱線したが。

最後にメインの男性がかつての入院仲間が畑仕事をしているところに会いに行く。

「生きている間は前を見ていたい。今は病院よりはいいです。明日が見えるから」という趣旨のことを語っていた。

正直、私は全ての精神障害者に就労を!とは思っていない。

いろいろな症状、病気の程度、何よりもその人の価値観…様々な要素がある。

働くにしてもフルタイムなのか、負担の少ない短時間なのかなどいろいろなファクターがある。

でも働こうが働くまいが、どういう形で働こうが、その人それぞれの幸せの価値観があるのだ。